犬の繁殖期はいつ?
2017.09.15
皆さんは犬を飼ったことがありますか?
犬の繁殖期は?
意外と知らないことだとは思いますが
犬は人間と違ってヒート(生理)(発情)が繁殖期なんですね。
今回は、発情期から交配の仕方まで、疑問を解消しましょう。
愛犬の繁殖を願う飼主さんも多いと思います。
自分が飼っている、愛犬の子孫を残したい。愛犬の仔犬が欲しい。
と思って当然だと思います。
私も最初はそう思っていました。
しかし、繁殖って簡単なもんでもないんですね。
皆さんはヒートって聞いたことはありますか?
犬のヒートとは、生理なんですね。いわゆる発情というものです。
メスの最初のヒート(発情)から交配、そして妊娠、出産まで
初めてのことなら不安ばかりですね。
いざという時、慌てないように一連の流れを知っておきたいですね。
まず、犬の繁殖期はいつから?
愛犬の繁殖は、メスの体がどのやに変化していくのかを、
知っておく必要があります。
最初に、性成熟や性周期についてです。
メスの最初のヒート(発情)は、小型犬で生後7〜10ヶ月で、
中型犬・大型犬は8〜12ヶ月ぐらいに始まります。
この時期に、一応は性成熟を迎え、交配や妊娠が可能になったことを
示していますが、人間でいえば初潮を迎えたに過ぎない時期なので、
まだ体が十分にできておらず、精神的にも未熟なので、
最初のヒートでは、交配をかけた方がいいでしょう。
小型犬や中型犬では1歳以上で、大型犬では、2歳以上が、ベストな目安とされています。
これには愛犬の性格にも関係してきます。
例えば、神経質であったり、あまりにも臆病な性格であった場合、
無事に出産できても育児放棄することがあるんです。
また、メスは大体8歳ぐらいで卵巣が衰えてきて、
発情の頻度も減るので妊娠は難しくなると言われています。
適切な時期を見極めるのが肝心です。
次に発情周期ですが
多くは、春(3月〜5月)と
秋(9月〜11月)の2回、発情期を迎えます。
しかし個体差もあり、1年に1回の場合や、2年に1回ということもあります。
【メスの発情周期】
⚫︎発情前期(約6日〜10日)陰部から出血する。頻尿になる。
⚫︎発情期(約10日〜14日)出血が止まる。排卵がある。(妊娠可能時期)
⚫︎発情後期(約60日〜90日)陰部が元に戻る。
⚫︎発情休止期(約3ヶ月)次の発情までの期間。
まず、発情前期は発情出血の初日から、オスに交尾を許容する前日までを言います。
卵子が育ち始めて外陰部が膨らんで出血が始まります。
このときの分泌物や尿の匂いにオスが反応すると言われています。
出血が終わりかけて、ピンク色のオリモノになったころが排卵の始まりで、
外陰部の膨らみがひいた頃(12日目)に交尾をすると
妊娠の確率が、もっとも高いと言われています。
ちなみに、妊娠の確率を高めるには、11日目と13日目に
交尾をすると高い確率になりますので
トイプードル専門店kamkam(カムカム)ブリーダーでは、
2回の交配をしております。
発情後期は、オスに交尾を許容しなくなった日から発情の様子がなくなるまでの期間です。
受精した場合は妊娠しますが、妊娠していないのに
その兆候(乳腺の発達)がみられる(偽妊娠)がみられる場合も、中にはよくあります。
見た目だけではハッキリしないことが多く、必ず病院に行き
超音波などの検査が必要です。超音波することによって、
何匹、赤ちゃんがいてるかもわかります。ハッキリ何匹いてるのかを、
診てもらうなら、産まれる10日くらい前がベストです。
なかなか妊娠できないときは、正確な発情周期を調べてもらった方がよいかもしれません。
メスには発情期がありますが、オスにはメスのようにホルモンの
一時的な増加がみられる発情期はありません。
メスと違って性成熟を迎えれば、いつでも交尾が可能です。
しかし9ヶ月と1日を過ぎてからの交配でなければ早期繁殖とみなされ
JKCの血統書などは発行されません。
これはオスもメスも同じです。
オスは発情期のメスの分泌物の匂いに反応して行動を起こします。
余談ではありますが、犬の嗅覚は凄いので数キロ先からでも嗅ぎわけてソワソワすることも
あり、突然走り出したり、散歩していると引っ張ったりもします。笑
春や秋は特に注意してあげて下さい。
交配には手順があり、基本的にはペットショップや
ブリーダーから紹介を受けるのが一般てきです。
その方が、アドバイスもしてくれるし、相手は繁殖のプロといっても
過言ではありません。
愛犬には血統書があれば、勿論のことですが交配相手も血統書がある相手でないと
血統書は発行されません。
交配相手がオスの場合は、交配証明書が必要になってきますので
交配相手の飼主さんに確認してから交配して下さい。
交配相手がメスの場合は、逆で交配証明書を相手が必要になってきますので
証明してあげて下さい。
交配相手は、どのようにして選ぶのでしょうか?
産まれてくる仔犬や母体の事も考えて、交配相手は
慎重に行って下さい。
メス犬より遥かに大きいオス犬と交配されると
メスの負担が大きいですよね。
その他、相性や性格(穏やか、神経質、攻撃的)
見た目(体格、歯並び、毛並み、目の大きさ)も考慮したいですね。
また、遺伝的な疾患の確認も重要です。
相手が決まったら、排卵期に2回〜3回の交配が
一般的です。
オスとメスを引き合わせて、自然の流れにまかせる
自然交配が一般的ではありますが、最近は人工交配も増えてきています。
トイプードル専門店kamkam(カムカム)ブリーダーでも
人工交配をしています。人工交配の方が安全もと言われています。
ここでも余談ですが、自然交配がし難い犬種もいてます。パグは人工交配がほとんどだそうです。
勿論のことではありますが、避けた方がよい組み合わせも
あります。
生まれつきの遺伝的疾患がある相手とは、絶対に交配を避けて下さい。
また、ダックスフンドのダップルカラー同士や、
シェットランドやコリーのマールカラー同士の交配はよくないと言われています。
普通はありませんが、大型犬と小型犬の交配もよくありません。
特にメスが小型犬の場合は交配時の事故や妊娠、出産の負担が大きくなります。
犬の繁殖には、十分に気を付けて、産まれてくる仔犬の事を考えて
繁殖してあげて下さい。