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トイプードル 去勢、避妊手術はしてあげた方がいい?

2020.08.27

先日、ご相談がありました。

(女の子のトイプードルを飼っているのですが

子供を産ましてあげなければ、子宮の病気になりやすいと

聞いたのですが、本当でしょうか?一度は赤ちゃんを

産ませてあげたいけれども、

早く避妊手術をしてあげたほうがいいですか?)と言う内容です。

まず、去勢・避妊をすれば、さまざまな病気を予防できるというのが

メリットです。

① 避妊によって予防できる病気(女の子の場合)

乳癌

発情を3回するまでに避妊手術をすると、95%以上に確率で

乳腺の腫瘍はできなくなります。

発情を繰り返すほど乳腺腫瘍の確率は増えていきます。

昔は、乳癌ができてから避妊手術をしても

遅いと言われてきまきたが、乳癌切除と同時期に避妊した

犬の方が、延命率が高いことがわかりました。

しかし、早めに避妊手術をやっておいた方がいいです。

子宮蓄膿症

5歳くらいから増加していくのが、子宮蓄膿症です。

放置していると死亡してしまう病気です。

この病気は避妊手術をしていれば完全に予防できる病気です。

避妊していないメス犬の全てがかかるわけではありませんが

とても多い病気の1つです。

② 去勢によって予防できる病気(男の子)

産まれてすぐの時には、精巣(睾丸)は腎臓の少し下にあり、

成長とともに靭帯などに引っ張られて股の付け根をくぐり陰嚢(ふくろ)まで、

出てきます。人間と同じですね。

しかし降りてくる途中で止まってしまい、

降りてこない子も中にはいます。両方の睾丸が降りてこないこともあれる停留睾丸や

片方の睾丸が降りてこない片睾丸といわれます。

多くは、片方の睾丸が降りてこない片睾丸です。

外見から見ると、精巣がないように見えますが、

体内のどこかにあるのです。

精巣が体内にあると、体温で温められる状態が続くため

熱で、腫瘍化しやすくなります。

腫瘍化する確率は、正常な犬に比べると

13倍〜14倍といわれています。

ほとんどが腫瘍になると思っていた方がいいぐらいです。

腹部に隠れた腫瘍は発見が遅れて手遅れになる場合がほとんどです。

4歳くらいから、腫瘍の確率が上がりますので

4歳〜5歳までに停留睾丸や片睾丸の犬は

去勢手術をしてあげて下さい。

今回、ご相談いただいた方にも

私どもは、避妊手術をおすすめいたしました。

メリットもあればデメリットもあります。

去勢手術と避妊手術のデメリット。

個体差にもよりますが、去勢手術や避妊手術をすることによって

ホルモンバランスが崩れて

太りやすくなるというデメリットがあります。

去勢手術や避妊手術後は、適切な食事管理が必要です。

その他にも毛色や毛質、皮膚なども脂っぽくなり

シャンプーをしても毛がべとつくといったことがあったり

性格も大人しかった子が、激しくなったり

逆に、激しい性格の子が大人しくなったりすることもあります。

確かにこのようなデメリットもありますが

あくまでも、事例があるだけで

個体差があります。

デメリットよりも、赤ちゃんをつくらさないなら

病気のことを考えると、メリットが優先ですね。

どのようなことでも、アドバイスさせていただきますので

お気軽に、お問い合わせ下さい。

お問い合わせ先は、

大阪ドッグブリーダー

トイプードル専門店kamkam(カムカム)ブリーダー

小西まで。

090-9867-2133